生産体制
ユニフォーム分野では国内最大の生産力
生産力
ユニフォーム分野では国内ナンバーワンの生産能力を持つ工場で、近代化・合理化を見据えた最新鋭の機器を装備。生産環境として厳格な管理体制を構築し、糸種別・用途別のきめ細かな検査工程を行うなど、品質への徹底したこだわりと、リアルタイムで生産情報を管理する体制を整えています。
羽咋工場
羽咋工場は高機能を備えた長繊維織物と、天然繊維・合成繊維との紡績糸などからなる短繊維織物を生産しています。織機300台程を保有し、製品は中肉厚地で長短複合を素材とするユニフォーム生地を中心として活用されています。また、最新鋭織機の導入により生産力を高めています。
釜屋工場
釜屋工場は羽咋工場 製織工程の前工程を担う準備工場として整経機、整経糊付機、捲返機を装備しています。さらに2012年には、野々市工場から炭素繊維織物の製織設備を移管し、世界シェア1位を誇る東レの基幹工場として航空機や一般産業など各用途へ製品を供給しています。
製造工程
社内の生産の動きを把握し、原糸の入荷から検査・出荷までの情報を管理しています。
原糸は、天然繊維と化学繊維に分類されます。当社では化学繊維のポリエステル糸を多く使用しています。
織物設計書に基づき、糸の長さや巻く条件を決定し、クリールに必要本数の原糸を掛けます。
3整経
クリールに掛けた原糸を整経機でビームに巻き取ります。(整経ビーム)
4巻返(ビーミング)
整経ビームを集約し、より大きなサイズの織機ビームへと巻き取ります。
5ドローイング
織機ビームの経糸(たていと)を1本ずつ器具(ドロッパ―、オサ、ソーコー)に通す工程です。合理化が進み、タッチパネル操作で自動的に経糸を引き込む機械を導入しています。
6製織
ビームを織機にセットします。前工程で準備した経糸が交互に開く間に、空気や水圧で緯(よこ)糸(いと)をくぐらせて交差させることで織物が仕上がります。
■エアージェット
(空気の力で緯糸を飛ばす織機)
ソフト感のある織物が仕上がる。
■ウォータージェット
(ポンプの高速な水圧で緯糸を飛ばす織機)
織った後に乾燥させる。ポリエステルの織物を得意とする。
7検査
仕上がった織物が所定の規格通りか、織キズや潜在欠点がないか、目視検査によって品質を保証しています。